3月に入ると、日が徐々に長くなってきます。
ほうれんそうは、日が長くなると、花が咲きやすくなり、花が咲くとかたく食べられなくなってしまいます。収穫時期が4月以降になる、3月中旬あたりのまき時期からは適した品種を選ぶことがポイントになってきます。
今回は、春秋まきで使えて、やや晩抽性(花が咲きにくい)の、ミラージュほうれんそうを栽培しました。
3月5日 36穴トレーに種まき
36穴トレーに1穴5粒程度おとして、種まきしました。
種まき後は水をあげて、育苗棚で管理します。
種まき後、A4サイズのケースに入れ、ふたをして、LEDを当てます。
光でケース内が温まり、水分も保たれるので、発芽まで水やりは不要です。
発芽したら、ふたをはずします。
▼ 室内のLEDライト付き育苗棚で苗をつくってます。
3月21日 畑に植え付け
種まきから約2週間。本葉が展開しはじめた位の大きさです。
ティースプーンを使って、土ごとすくって植えます。
15㎝間隔のマルチ穴に、トレーのひと穴分ずつ、写真のように植えていきます。
植え付け後、 多木有機液肥3号(🔗楽天市場)を加えた水をかけて、活着を促します。
その後、風や日差しからまもり、根付きやすい環境をつくるため、トンネルをします。
暖かくなってきたので、内側に不織布、外側に防虫ネットでトンネルしました。
4月2日
4月10日
4月17日 収穫まであともう少し
この一週間で急に大きくなりました。
そろそろ収穫したいけど、ちょっと小さいかな?
もう一週間我慢しようと思います。
4月24日 今度は大きくなりすぎた?
今週は夏日になったりと暖かかったので、一気に大きくなってしまいました。
収穫しなければ!
結局長さが約30㎝程度になってしまいました。
先週我慢しないで少し収穫した方が良かったなあ・・・。
20穴中、半分の10穴分収穫した量です。全体で900G弱でした。
冬に収穫したほうれんそうに比べ、早く伸びて株が太れない分、ボリュームはやや少ない印象です。
まだ10穴分残っているけど、来週はかなり大きくなってるよな・・・。
今週、頑張って食べなければ・・・・。
今回栽培した品種はコレ!
春と秋、年2回まくことができるほうれんそう品種です。
ほうれんそうは、日が長くなると花芽を持ち、芯が硬くなってしまいます。
3月まきあたりからは徐々に日も長くなり影響が出やすくなってくるので、花が咲きにくい「晩抽性」と説明されている品種に切り替えていくと失敗しにくくなります。
ミラージュは、やや晩抽性の品種で、初秋や晩春、暑さの絡む季節の変わり目に向きます。耐暑性、耐病性もあるそうで、ベト病もR1~7までの抵抗性がついており、つくりやすかったです。
気温が高い春先は伸びやすくなるので、早めに収穫したほうが良さそうな印象でした。
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栽培データ
種まき:3/5 → 収穫:4/24~
株間15㎝✕列間15㎝ 1穴3株程度20穴
*栽培期間中は、内側不織布+外側防虫ネットでトンネル
*元肥:醗酵豚ぷんを5㎡あたり1㎏入れて混和
*週1回 多木有機液肥3号(🔗楽天市場)を株元に散布
*消毒 なし
栽培を振り返って
夏日もあった4月20日以降、急に大きくなってしまい、収穫が遅れてしまいました。
毎年畑をやっていると、春は4月下旬、5月GWと二段階で気温があがっていく印象があるので、この品種の場合、気温のあがる前、2月最終週種まき→4月中旬に収穫するパターンにはめるのが良さそうです。
以降は、夏用品種のジャスティス を栽培した方がバランス良いかも。