私の場合、平日は勤めているため、畑へ行けるのが週末の基本週一回。
まず悩んだのが、つくる野菜選びです。
管理が簡単で、収穫するのに1週間程度ブレがあっても大丈夫な野菜、つまり大きくなりにくい、大きくなっても美味しい野菜をつくる必要があります。
これまでつくったもので、オススメや、逆に今一つだった野菜をご紹介します。
簡単!あまり虫や病気を気にせずつくれる野菜はコレ。
イモ類は収穫も楽しく、ほったらかしでも結構とれる野菜です。
豆類は、鳥とカメムシ対策に、収穫まで防虫ネットでトンネルしておけば簡単。
インゲンやえんどうは「つるなし種」を選ぶと、支柱をたてなくてもできます。
果菜類は、ちょっと病害虫注意ですが、気付いたら消毒程度でなんとか大丈夫。
- じゃがいも
- さつまいも
- カボチャ(生育初期は防虫ネットでトンネル)
- エダマメ(栽培中は防虫ネットでトンネル)
- つるなしインゲン(栽培中は防虫ネットでトンネル)
- つるなしえんどう
- タマネギ
- ナス
- ピーマン
- 万願寺とうがらし
- トウモロコシ(穂ができてからの虫、カラス、獣害、収穫遅れ注意。)
ちょっとメンテナンス必要。病害虫対策をすればつくれる野菜はコレ。
これらは、栽培してみて、虫や病気がつきやすい印象のあった野菜です。
できれば収穫まで、防虫ネットでのトンネル栽培を基本にした方が良いです。
キャベツや白菜、ブロッコリーなど大きくなる野菜は、栽培前半は防虫ネットでトンネルし、トンネル内でいっぱいに育ったら、のびのび育つように後半はトンネルをはずして、農薬での消毒を定期的におこないます。
これらの野菜は、2週間に1回を目安に、様子をみながら、殺虫や殺菌で農薬をつかっています。
虫は手強く、防虫ネットをはっても隙間から入られたり、土中からもやられます。
週1回の管理で、簡単で確実に収穫するには、やっぱり農薬も必要ですね。
農薬は、使える野菜と濃度、回数をラベルやWebサイトで確認して使います。
無農薬にこだわりたくても、特に虫のつきやすい野菜に関しては結構難しいですね。
病害虫だらけの野菜は、見た目が気持ち悪いだけでなく、傷口からいたみやすく、結果、長期保存もできなくなるので考え物です。
虫に注意する野菜
- キャベツ
- 白菜
- ブロッコリー(春の栽培は収穫を早めに)
- カブ
- 大根
- 小松菜
- 人参
病気に注意する野菜
- レタス
- ホウレンソウ
- 春菊
- ネギ(梅雨から夏、秋雨の多湿時期に注意。)
- トマト(ただし矮性の調理向け品種)
これは失敗・・・。週一回ならやめた方がよい野菜はコレ。
管理に手間がかかるもの、すぐに大きくなるものは、残念ながら除外です。
自宅の庭先など、ほぼ毎日~数日に一度程度見られるのであれば可能です。
- キュウリ(夏は朝と晩で大きさが違うほど育つ。日持ちしない。)
- トマト(誘引作業が追い付かない。鳥に食われる。すぐ腐る。)
▼ トマトは矮性品種を選ぶことで、週1回管理支柱なしで栽培できました!
食料確保の基幹に。長期保存(2ヶ月~)にむく野菜はコレ。
常温保存できる野菜
- じゃがいも
- さつまいも
- タマネギ
- カボチャ
冷蔵保存できる野菜(乾燥防止からアイラップなどのポリ袋に入れて保存)
- キャベツ
- 白菜
- カブ(ただし葉~首の部分はしっかり切り落とす)
- 大根(ただし葉~首の部分はしっかり切り落とす)
- 人参(ただし葉~首の部分はしっかり切り落とす)
冷凍保存できる野菜(1ヶ月程度が目安)
- ピーマン
- 万願寺とうがらし
- ナス(揚げてから)
- ブロッコリー(軽く塩ゆで)
保存期間は、野菜の最適貯蔵条件一覧表(農研機構)を参考にしています。
実際の経験と合致するため、野菜づくりをする上で、とても参考になっています。
つくる野菜に優先順位をつけて自給力を強化する
我が家の家庭菜園は、
- 年間を通して長期保存が向く野菜を栽培する(特にイモ類)
- ナスやピーマンといった長期間(6~10月)収穫できる果菜類
- トウモロコシやエダマメ、黒大豆といった味を楽しめる野菜
- 空きスペースは小松菜やホウレンソウなどの短期栽培(1~2か月)の野菜
といった作付の順位で、野菜を栽培しています。
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現在は、買ってくる野菜はモヤシやしめじ、冬にハウス野菜を少々程度で、家庭菜園で自給化できる体制がかなり仕上がっています。
当ブログでは、野菜の栽培記録が、種まきから収穫まで一記事でみられるようにまとめてあります。
基本週一回、雨だと一週とぶこともよくある管理方法なので、いかに手を抜くか、またブレ幅があっても耐えられる野菜づくりに取り組んでいます。
あわせてご覧いただき、ご参考になれば幸いです。