週1回3時間!共働きのズボラ週末家庭菜園

60㎡の畑を週1回3時間で管理。ラクしてガッチリ収穫を目指します!

支柱をたてないトマト栽培!週1回の家庭菜園でも収穫できたトマト2品種はコレ。

 

いよいよ年が明けて、家庭菜園の種まきシーズンがやってきます!

昨年ついに、支柱を立てずに、ほぼほったらかしで行けるトマト栽培を構築できたので、今回はオススメの2品種と栽培の様子を紹介したいと思います。

商品のようなきれいな青果をとるには足らない方法ですが、ご参考になりましたら幸いです。

 

週1回管理のトマト栽培は、支柱立てが間に合わない、実が割れるなど意外と難しい。

これまで週1回の週末家庭菜園で難しかった野菜。そのひとつがトマトです。

畑を借りた当初、ミニトマトなどのトマトを試したのですが、行き詰まったのが、支柱を立てて誘引する作業が全く追いつかないのと、できた実が熟して割れてしまうという問題でした。

 

 

そこで、週1回の収穫に耐えられるように、実が硬めで病気にも強くてつくりやすそうな品種を探し、サカタのタネ「麗夏」  という品種で支柱なし栽培をチャレンジ。

5月6日に苗を植え付け、支柱立てはせず、脇芽を適当にとり、通気性は良い状態をこころがけて栽培しました。このあたりの管理はかなりラクで週1回の管理で十分間に合います。

 

 

結果、7月11日。こんな感じで適当に赤くなるところまですすみました。

ただ、難しいのが、収穫時期の見極め。

 

 

もうちょっと赤くなってから収穫したいのですが、1週間待つとやっぱり割れてしまうのです。早い段階で収穫して追熟させる方法もあるのですが、これだと味がしっかりのらないので今一つ。

更に8月に入ると腐れやすくもなり、成り数も限られるためロスが多すぎ、結果、着地点を見いだせず、あきらめることにしました。

芯止まり調理用トマト「すずこま」で、週1回の管理でもトマト収穫が十分可能に!

今度は、支柱を立てずに栽培できて硬い品種という点で、調理用トマト(クッキングトマト)を選んでみることにしました。

中でも、脇芽欠きが不要な芯止まり性という特性で、高さも1m以下の農研機構で育成された調理用トマト「すずこま」は、味も期待できそう。

 

 

花が良くさき、ほったらかしでも1m程度の高さでおさまり、管理もラクです!

 

 

実がなり始めた6月中旬、株元が茂りすぎて通気が悪くなるので、軽量ブロックと支柱を使って株元をはさんで浮かせたり、実が日差しで焼けやすい成り方をするので、防虫ネットを日除けにしたりと、ちょっとだけ手間をかけました。

 

 

調理用トマトということで、果肉が厚いこともあり、熟すのものんびりめで割れにくいです。しかも、鈴なりで沢山とれるので、週1回の収穫でダメになるものをはじいても、十分食べられる量を確保できるようになりました!

 

 

甘みはありませんが、トマトらしいコクや酸味が楽しめ、結果、煮炒めといった調理によく向く上、果肉も厚いので日持ちもするという結果になりました。

これはイイです!週1回しか行けない家庭菜園で十分使える、オススメの品種です。

「すずこま」の栽培記録

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サラダなど生食用には矮性ミニトマト「ホームルビー」をつくってみる。

家庭菜園をやっているなら、サラダに添えられる生食のトマトも欲しいところ。

「すずこま」は、生でも食べらなくはないですが、やはり果肉が厚くて硬めなので、食感という点では今一つで、煮炒めといった加熱調理に断然向いています。

そこで、生食用には、昨年テストして調子のよかった、大和農園「ホームルビー」という品種をつくってみました。

 

 

この品種も、夏の暑さにも強く、実も鈴なりで多収、つくりやすいです。

芯止まり性ではないので、本当は脇芽かきが必要らしいのですが、ほったらかしでも茎が太くしっかりとしているので、支柱がなくても十分自立することができました。

高さも1m程度と、もともと低いのもポイントです。

また、葉の茂りが、実を暑い日差しから適度に守るので、日陰の実であれば週1回でもきれいなものを拾うことができます。

 

 

こちらも週1回の収穫なので、ダメになるものも出ますが、鈴なりで十分な量を収穫できました。果肉はやや厚めですが、食感もよく、サラダに添えたりといった生食で十分楽しむことができます。畑が乾燥するなど水分が絞られた環境なら、甘みものります。

トマトのコクうまみも楽しめ、丈夫で栽培しやすいのでオススメです!

唯一の欠点は種が10粒で1200円とお高めなので、大事に使っています(^^;)

「ホームルビー」の栽培記録

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果肉の厚いトマトは、日持ちがよくてドライトマトにも向き、大量消費しやすい!

 

2品種は共通して、ゼリー部分が少なく、果肉がやや厚めの印象でした。

なので、日持ちも良く、収穫して最初の1週間は、アイラップや愛菜果の袋 にゴロっと入れて保管して食べ、翌週末、残って食べきれなかったものは、ドライトマトにするというサイクルにした結果、無駄なく使い切ることができるようになりました。

ドライトマトづくりには、ワンダーシェフ「ドライフードメーカー」 を使っています。

 

 

つくるのに一晩かかりますが、こんな感じで大量のトマトもすぐ消費できます。

機械でしっかりと乾燥させるので、手間をかけずにドライトマトを家で量産することができます。左はすずこま、右はホームルビーです。

ジップロックなどに入れて冷凍しておけば、2~3か月は保存できるらしいですが、調理しやすいので、日々のお弁当の具に使うなど、結構簡単に消費できました。

栽培をふりかえって

今回のトマトの支柱なし栽培方法のポイントとしては、品種が丈夫だったのでほったらかしでもいけましたが、梅雨時、樹が茂っているはちょっと病気の雰囲気が見受けられたので、予防で殺菌消毒はしておいた方が良さそうです。

 

① 葉が混みあったら、適当に枝を切り落として通気性を確保。(切りすぎ注意)

② 梅雨時は病気予防に、殺菌剤「ダコニール1000」 はかけておいた方が良さそう。

梅雨が明けたら、今度はウイルスを媒介するコナジラミ対策で殺虫剤(アファーム乳剤)。

* 農薬はトマト、ミニトマトで適用が異なる場合があるので注意が必要です。登録は変更になる場合があるので、使用時、農薬ラベルで今一度確認します。

③ 株から高い位置に、防虫ネットで上に日除けをする。ただし、両脇は必ず風が抜けるようにしておく。(防虫ネットでトンネルしたら、病気が広がった経験あり。)

 

特に日除けは、梅雨明けの暑い日差しで、実の日焼けを防ぐのに効果がありました。

昨年はすずこまだけ行いましたが、今年はホームルビーにもつけてみようと思います。

すずこまは5株、ホームルビーが3株植えましたが、核家族なら1本ずつ減らしても良いかも。