週1回3時間!共働きのズボラ週末家庭菜園

60㎡の畑を週1回3時間で管理。ラクしてガッチリ収穫を目指します!

キャベツを家庭菜園で自給自足!品種選び、栽培計画、保存方法。

栽培結果を参考に、我が家のキャベツのリレー栽培計画はこんな感じになりました。

地域は埼玉県平野部、関東平坦地です。

 

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*赤の「在庫目安」は冷蔵庫などで在庫のある期間、黄色は栽培期間です。

 

在庫目安は、野菜室には1~2玉、過剰時に冷蔵室に+1玉いれるかどうか。

品種選びは、貯蔵重視のため、寒玉系と呼ばれる葉肉かためのものを選ぶようにしています。

波葉の春系、サワー系と呼ばれるものは、水分が多くやわらかいのですが、保存がきかず1ヶ月持たないため、私はつくっていません。

冬は12月には一気に収穫し、ベランダのダンボールで保存→冷蔵庫へ補充しながら、

2月まで食べています。

今後の課題は、夏場の在庫、特に秋キャベツができるまでの9~10月の空白期間。

今年は耐暑性のある「はやどり甘藍」をカバーで入れてみましたが、葉肉がうすいからか、保存期間は1ヶ月が限界の印象なのがネック。

キャベツの保存期間

私は、野菜の最適貯蔵条件一覧表(農研機構)を目安にしています。

今まで冷蔵庫の中でダメにした経験をみると、この表、結構合致しています。

表では「早生」が3~6週に対し、「秋冬」は5~6ヶ月になっています。

秋冬は多分、寒玉系を指しているのだと思われます。

家庭の冷蔵庫で半年近くもキャベツが眠ることはないですが、想像以上に

保存期間が長いことに驚きました。

実際、経験を踏まえると、寒玉系なら2~3ヶ月程度は問題ない印象です。

キャベツの保存方法

冷蔵庫での場合:

保存方法は基本、玉の状態で保管。

野菜室に、レジ袋やポリの保存袋などに入れて、口をしめておきます。

はがしながら使うか、鍋などで10日程度で使いきれそうなペースであれば、割って使うこともあります。残ったものはアイラップに入れます。

芯をくりぬいて、濡れたキッチンペーパーを詰めておく手もあるようですが、面倒なのでやっていません。

多めにはがしてしまった場合、カット野菜にして、アイラップに入れます。

冷蔵室下段によくある、チルド室などに入れておけば1週間程度は余裕です。

12~2月は、外のベランダも冷蔵庫として利用する。

冬限定の12~2月であれば、私の場合、ベランダでも保管しています。

一般的なのは、丸ごと新聞紙でくるみ、ダンボールに入れておく方法。

ただネックなのが、新聞紙のみだと意外と水分がとんでしまいます。

そこで、更にレジ袋などに入れて、軽くしばっておくと、みずみずしさも保てます。

ダンボールは、凍結させない、日と雨があたらない場所に置くのがポイント。

戸建てなら、廊下や勝手口あたりの室内の寒いところでも良いかと思います。

外葉は黄色くなりますが、数枚はがせば、中は傷みなく問題ない印象です。

冷蔵庫の在庫がなくなったら、ベランダ在庫からの補充を繰り返すことで、毎年2月上旬まで、この方法でキャベツを食べています。

3月に入ると傷みやすくなるので、遅くとも2月いっぱいまでできる方法です。

キャベツの品種選び

キャベツの肉質は、かたい葉質の寒玉系と春キャベツに代表される波葉の春系、

(サワー系)、中間の良質系と呼ばれる3つのタイプがあります。

ウチでは、長期保存を重視するので、寒玉系の品種をつくるようにしています。

野菜炒めや洋風鍋など、加熱調理して食べるのが基本です。

輝吉(日本農林社)

年内収穫型の寒玉系の品種です。種苗業の時に知った品種で定番です。

葉肉が厚くてはがしやすく、キャベツ臭さがなくて美味しいです。

凍結には弱いので、12月上旬、霜が強くなる前には収穫して、

ベランダでの保管にまわします。

彩音(タキイ種苗)

年内12月~年明けの3月に収穫できる品種です。

植え付け時期をずらすことで、冬の収穫をカバーできるのでとても便利。

年内収穫した「輝吉」のあとに在庫としてつなげられます。

やわらかめの寒玉系で美味しく、保存も利くので使い勝手が良いです!

3月に収穫して5月いっぱい食べていました。

3月彼岸を過ぎると割れやすくなるので、それより前に収穫すること。

 

きよはる(日本農林社)

春5月末~6月上旬に収穫できる寒玉系のキャベツ。

葉肉が厚くてはがしやすく、キャベツ臭さがなくて美味しいです。

6月中旬から梅雨になってくるので、早めに片付けられるのが良いです。

 

はやどり甘藍(小林種苗)

葉深系という台湾から来たキャベツの血筋をひいているようです。

夏場に収穫できる、耐暑性のあるキャベツで、実際、空梅雨の年には、

埼玉平坦地ですが、8月上旬に収穫したこともあります。

歯切れがよくとても美味しいですが、葉肉がうすく長期保存に不向き。

保存は1ヶ月程度が目安かと思われます。

 

今年、7月収穫で栽培しましたが、梅雨で苦戦を強いられました。

7~8月収穫は手間がかかる一方、難しいのでオススメしません。

 

 

10月収穫は、比較的うまくいったので、秋の先発利用が良さそうです。

 

在庫管理のポイント

キャベツは、周年で在庫として持っておきたい野菜のひとつです。

長期保存するには、まず虫食いなど傷みのないきれいな青果を収穫すること。

そして、寒玉系の肉質がかたい品種を選ぶこと。

この二つを基本にすれば、冷蔵庫で2ヶ月程度は問題なく保存できる印象。

 

冬は、冷蔵庫の他、外の寒さも利用しベランダでも保管。

ベランダ在庫から、冷蔵庫へ補充しながら、2月上旬までに食べていきます。

ちょうどなくなってきた頃、畑の「彩音」が収穫できる時期になります。

3月近いと、暖かい日が増えて傷みやすくなるので、冷蔵庫保管に変更します。

 

今後の課題は、9~10月の在庫カバーを確実にすること。

6月収穫の在庫を9月まで伸ばして保存して、はやどり甘藍のような耐暑性品種を

10月の早期収穫にはめるかといったところでしょうか。