最近、夏に安定して収穫できる野菜の種類を増やそうと模索していて、今年は久しぶりにオクラを栽培しています。
オクラは従来の品種だと、週1回の家庭菜園での収穫では、大きくなってしまって硬くて食べられなくなるので、品種選びから取り組む必要があります。
今回は、大きくても美味しいという、評価の高い太めのオクラ「ダビデの星」を、試しにつくってみました。
- 4月14日 49穴トレイに種まき
- 4月25日 種まきから約2週間。ようやくパラパラ発芽してきた。
- 5月6日 本葉が出始めたので、畑に植え付ける。
- 5月12日 そのへんの雑草をマルチにする
- 5月25日 本葉が展開し大きくなりはじめる
- 6月29日 花が咲き、実がつきはじめる。
- 7月6日 15㎝近くの巨大オクラを収穫。食べられるのか?
- 藤田種子「ダビデの星」
4月14日 49穴トレイに種まき
49穴トレイに1穴1粒で種まきしました。
オクラは発芽温度が25~30℃と高めなのですが、室内で常温管理しました。
▼ 私の種まきの基本スタイルはこちら
種まき後は、トレイをA4ケースに入れて、室内にあるLEDライト付き育苗棚でこんな感じで管理します。
4月25日 種まきから約2週間。ようやくパラパラ発芽してきた。
種まきから約2週間。ようやくパラパラ発芽してきたので、ケースから出して、育苗棚で大きくしていきます。
常温管理だったので、発芽不良の原因は明らかな温度不足です。
半分出ればいい方かな?種が腐ってないかちょっと心配。
▼ 部屋の中で苗をつくっています!
5月6日 本葉が出始めたので、畑に植え付ける。
パラパラ発芽して、約2週間弱です。結局8本は芽が出ました。
本葉が展開し始めているので、畑に植えてしまおうと思います。
今回は、畑の端にマルチなしで植え付けました。
オクラは草勢が強いので、1本だと樹が太くなってしまい、実もすぐ大きくなってしまします。
そこで、1穴に2~3本まとめて植えます。株間は45㎝程度です。
5月12日 そのへんの雑草をマルチにする
先週植えた苗は、とりあえず枯れずに根付いたようです。
ただ、ほとんど大きな動きは見られず。一方、畑では雑草が少しずつ勢いを増しはじめています。少しでも乾燥を防ぐために、こんな感じで抜いた雑草で草マルチにしました。
5月25日 本葉が展開し大きくなりはじめる
植え付けから約3週間。本葉が大きくなりはじめましたが、まだ小さいですね。
ピーマンやトマトに比べて、動きはかなりのんびりめです。
6月29日 花が咲き、実がつきはじめる。
この1ヶ月、他の作物の作業がいろいろあったので、ほったらかしになっていました。
だいたい樹の高さは50~60㎝程度といったところ。まだ低めです。
久しぶりにじっくりみたら、もう花が咲いて、実もできていました。
7月6日 15㎝近くの巨大オクラを収穫。食べられるのか?
急に実がなりはじめました。収穫開始です。
今日は7個収穫できました。特に左の2個はかなり大きく15㎝近くあります!
1個で68g!普通のオクラなら収穫遅れで、硬くて食べられない大きさなのですが、ネットで調べたら、大きくても美味しいというクチコミが散見されるので、信じて食べてみたいと思います。
塩で板摺りするのが一般的ですが、角が深くてとてもできないので、塩をまぶしてからしごいて、熱湯で1分ほど茹でました。
驚いたのが全く硬くなく、包丁がスッと入りました。
硬くてダメなオクラの場合、この時点でガリガリ音がして包丁は入りません。
こんな感じで、今回は試しで、ウインナーとの炒め物にしてみたいと思います。
ダビデの星は、たった2本でこのボリューム。
シンプルに、塩コショウして、最後醤油をひと回ししてサッと炒めてみました。
これが結構うまいです!
やわらかくはありませんが、歯切れはよく、オクラらしいほんのり甘みと味わいがあり、ネバネバ感は控えめ。ダビデの星を楽しめる一品になりました。これなら弁当にもいけそう?
収穫を続けて調べてみたところ、12~15㎝だと硬くてアウトの率が高く、12㎝程度までなら結構食べることができます。週1回の収穫でも、ロス少なくいけそうな感じ。
1分ゆでて、包丁がスッと入らなかったら残念ですが即処分。
また、乾燥気味に育った場合も、硬くなるので注意が必要です。
藤田種子「ダビデの星」
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栽培をふりかえって
太さ3~4㎝で長さが7㎝程度の太いオクラが収穫できます。
今回15㎝近くで収穫しましたが、炒め調理で美味しくいただくことができます。
ロスは出ますが、週1回の収穫なら、オススメのオクラ品種です。
オクラは1本仕立てで肥料が多いと巨大化しがちで、実もすぐ大きく硬くなりやすいので、
① 1穴2~3本まとめて苗を植えた。
② 実がなりはじめるまで元肥のみで、追肥は液肥含めて全く行わなかった。
密植にし、肥料控えめにすることで、草勢がつかないように意識しました。
8月など高温乾燥期は、水分不足になると硬くなりやすくなる印象なので、草マルチでしっかり株元を覆ったりして、素直に育つ栽培を心がけたいと思います。
栽培データ
種まき:4/14 → 収穫:6/22~
株間45㎝ 10株
*元肥:豚ぷんを10㎡あたり1.3kg
*実がなり始めたら、必要に応じて 多木有機液肥3号 を株元に散布
基本は元肥だけでもいけそう。草勢が強くならないように、基本控えめで。
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