これから冬に向けて、鍋モノなどで重宝するのが長ネギ。
ウチの畑でもここ2年くらいつくっていますが、土寄せが下手すぎるのか、売り物のような白い部分が長いネギが全くできません・・・。
そんな中、何か良い栽培方法がないか探して見つけたのが、長ネギの落とし込み栽培というもの。
「現代農業」という雑誌で紹介された手法のようで、マルチをひき、深さ30㎝の穴をあけて、長ネギの苗を入れるだけという驚きの手軽さで土寄せが不要!
早速今年やってみることにしました。
▼ 「現代農業」を出版している農文協のDVDで紹介されていました。
- まず長さ30㎝以上のネギ苗を用意する。
- 深さ30㎝の穴をあけるには、金属製のロープ止めがオススメ!
- 結果。簡単に白い部分が30㎝超の長ネギができました!
- 土寄せ不要で省スペース!ネギの落とし込み栽培は家庭菜園にオススメ!
まず長さ30㎝以上のネギ苗を用意する。
落とし込み栽培のポイントは、穴から葉先を出さなければならないとのことで、深さ30㎝であれば、30㎝超の苗を用意しなければなりません。
今回用意した苗は、2/21に種まきし、3/7に畑に植え付けて大きくしたものです。
横浜植木の「味十八番」という品種でチャレンジします。
6月13日現在の様子です。抜いてみるとこんな感じ。
ハサミが20㎝程度なので、30㎝超は十分あります!
深さ30㎝の穴をあけるには、金属製のロープ止めがオススメ!
畝は20㎝程度の高さにしてマルチをします。15㎝間隔の穴あきのものを使いました。
苗を植えるには、まず深さ30㎝程度の穴を開けなければなりません。
ネットで調べると、穴を開けるのに、配管パイプや焼杉杭などを皆さん使っているようでした。
私も支柱や100円の焼杉杭を試しましたが、これが意外と穴が開かず一苦労。
そこで、ホームセンターでみつけたのが、このロープ止めという商品。
金属製で丈夫、先端が尖っている上、筋もついていたので、ねじりながら穴を開けられます。
お値段は1000円程度でちょっとお高めでしたが、今回のネギの穴開けの他に、トウモロコシの獣害対策の囲いをつくる際、太い支柱をたてる時など、他の用途にも使えそうなので購入しました。
こんな感じで穴をグリグリ開けて、抜く時は、穴が崩れないように、ソーっと真っすぐに抜くのがポイント。
そして開いた穴に、すぐネギ苗をさしていきます。
根は、落とす途中ひっかからないように、少し短めに切っておいた方がいい感じ。
今回の苗はちょっと太すぎたかな・・・?
こんな感じできました!
本当は穴から葉先が少し飛び出ている程度で良いそうです。
今回のように苗が太すぎると、今度はスムーズに穴に落とし込めず、かえって効率が悪いです。苗がもう少し細い段階、5月中旬頃のサイズの方が良かったです。
植えてからの追肥は、とりあえず液肥でカバーしていきます。
結果。簡単に白い部分が30㎝超の長ネギができました!
10月16日の様子です。マルチからは大きく伸びて飛び出た状態になっています。
まだ太りが今一つですが、そろそろ食べ始めようと思います。
見事に白い部分が30㎝超ある長ネギができあがっていました。
はさみが20㎝程度の長さです。これはスゴイ!
ちなみにこれは昨年土寄せしてつくった、同じ味十八番ネギです。
年明けに収穫したものなので太さはありますが、何回も土寄せして手をかけたのに、全体の長さはこんなものでしたので、効率の良さがわかるかと思います。
土寄せ不要で省スペース!ネギの落とし込み栽培は家庭菜園にオススメ!
ネギの落とし込み栽培、今後の採用決定です!
土寄せに比べ、同じ面積でとれる本数は減ってしまいますが、手間がかからずに、可食部の多い長ネギがとれるのは家庭菜園でかなり魅力的。これで良いです。
マルチ栽培ができるので、雑草対策にもなるし、何より土寄せするスペースを確保する必要がないので、他の野菜と同じように作付けができて、畑のローテーションに無理なく組み込めるのも魅力的です。
一方、注意点すべき点は台風などの大風対策でしょうか。
土寄せができないので、風で煽られると根元から簡単に折れてしまうかも・・・。
この点は、背の高い野菜の間だとか、ネットで風除けを一時的に行うなど、一工夫を考えた方が良さそうです。
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今回紹介したものはコレ!
\ネギの落とし込みの他、支柱を立てるのにも便利!/
TRUSCO カラー異形ロープ止め丸型 900㎜
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▼ 今回栽培した味十八番ネギの栽培記録です。
▼ 簡単に太いネギができる!なべちゃんゴールドもおすすめ。
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