サツマイモは、ジャガイモ、カボチャ、玉ねぎと共に、我が家の備蓄野菜です。
味にもこだわりたいと思い、これまで紅はるかと安納芋をつくっていました。
昨年から、このシルクスイートを作付けしたところ、早めでもしっかり収穫でき、
とても美味しいので、今年から切り替えです。
5月4日 種苗店から苗を購入する
シルクスイートの苗を種苗店で購入。30本で1800円でした。
人気品種のため、普通に探し回っても手に入りにくいので、ネットなどで、
あらかじめ予約しておくのが無難です。
苗の植え付けは週末になってしまうので、
バケツに切り口がつかる1~2㎝程度水をはり、室内の窓際で管理します。
水をたっぷり入れてしまうと、腐りやすくなるので要注意です。
サツマイモ苗は基本丈夫なので、葉がしおれても、茎がしっかりしていればOK。
むしろしおれさせた方が、植える時に根付きがよくなると言いますが、
やりすぎると、やっぱり畑で根付く前に枯れます・・・。ほどほどが良いです。
私は植える前日の晩、バケツからひきあげて、新聞紙に包む程度にしています。
5月8日 植え付け
サツマイモは無肥料が良いとのことで、前作で白菜やキャベツをつくった場所を、
そのまま耕し、今年は余っていたマルチを敷いてみました。
マルチは、保温と保水、防草効果がある他、伸びたツルが根付きにくくなります。
マルチはなくても栽培はできますが、今年は管理がラクになれば良いな。
しっかりとしていて良い苗を入手できました。
高さ20㎝程度の畝をたて、株間は30㎝で植えつけます。
植え方はいろいろあるようですが、私は斜め植えをしています。
本数はとれませんが、大きな芋ができやすく、また根付きやすいらしいです。
支柱で穴を斜めにあけてから、節の部分、3~4節を目安にさすように埋めます。
植えた後、マルチと苗の接触部分に、軽く土を盛ると良いです。
マルチは日光で熱くなるので、苗が焼けるのを多少防ぐことができます。
6月5日 順調です
もともとしっかりとした良い苗だったので、ダメになったのはわずか1本。
無事根付いて順調に育っています。
9月20日 つる返しはせず、今年はほったらかし。
8月~9月は、かなり茂っています。
昨年はつるが伸びて地面につくと、根付きをはがす「つる返し」をしましたが、
今年はマルチ栽培なので根付きにくいのと、調べてみると、最近の新しい品種は、
逆にストレスがかかってしまうので、やらない方が良いとの話もあるようです。
隣の畑に伸びていくつるを戻す位で、あとはほったらかしです。
10月9日 何もせずあっさり収穫へ
今日は、いよいよ収穫作業です。
私は約4か月(120日)を目安に収穫しています。ただし、シルクスイートの場合。
例えば、べにはるかでは、この日数では早いようで、千葉県のサイト では、植え付け後130日以上で収穫するように紹介されていました。
実際、栽培してみた時も、収穫量が今一つだったので、早く掘りすぎていたのかも。
あらかじめ試し掘りして、大きさを確認しておくのも大事です。
つるは太いので、包丁でガンガン切って撤去します。
収穫してみるとこんな感じ。これは4個ついているので良い方です。
2~3個の株がほとんどでした。
今日は二列あるうちの約半分、12株を掘り上げました。
包丁そばにおいてある、大きめのものでだいたい450g前後でした。
重さは合計で約14kg。1株あたり1kg少しとれている感じでした。
土を軽くはらってから、米袋に入れて回収し、ベランダで2日ほど乾かします。
洗ってしまうと傷みやすくなるため、土がついたまま、暗い風通しの良い場所で
浅いダンボールに並べ、上に新聞紙をかぶせて保存しています。
保存期間はだいたい2~3か月。年内に食べきるかどうかというペースです。
シルクスイート(カネコ種苗)
*登録品種です。勝手に自家増殖したものを、青果を含めて他人に配ったり販売すると、種苗法に触れるため注意が必要です。
しっとり感とホクホク感のバランスが良く、甘みもありとても美味しいです。
サツマイモは基本、収穫後1~2週間たってからの方が甘みがのりますが、この品種は、収穫後すぐでもそこそこ美味しいのもポイントです。
子芋は皮ごと切って少し水にさらした後、味噌汁の具としてよく使います。
5月連休~中旬植付→10月上~中旬収穫で、早くガッチリ収穫できるのも良いです。
10月中に畑が片付けば、その後、11月上旬に玉ネギが植えられてスムーズ。
栽培データ
植え付け:5/8 → 収穫:10/9~
株間30㎝ 2列30株
*消毒なし
*元肥なし(前作は白菜やキャベツの畑)
栽培を振り返って
5月連休~中旬植付→10月上~中旬収穫のパターンは、今後も固定です。
今回感じたのが、畝が高くて、土がフカフカの場所の株は、4個どりが多かった点。
深く耕し、フカフカの土で収穫まで維持することが一番のポイントになりそう。
一方、マルチは管理がラクでしたが、はがす時に破け、撤去に手間がかかります。
来年は他の栽培でも取り入れている、防草シートのマルチを導入しようと思います。
また、コガネムシの幼虫による食害なのか、肌が汚いです。
何か対策を考えた方がよいかも。