6月に入ると、陽気は一気に夏の雰囲気になってきます。
畑で栽培する野菜も、病害虫で管理が面倒な、葉物野菜はあきらめて、豆とトウモロコシ、トマトやピーマンなど夏野菜にシフトするようにしています。
エダマメは、コク甘みがあって、味が濃い茶豆風味の品種を選ぶようにしていて、近年は早くできる「神風香」と、じっくりできる「湯あがり娘」の2品種を定番でつくっています。
今年も、品種は、雪印種苗の「神風香(かみふうか)」
以下、栽培記録になります。
- 4月6日 49穴トレイに種まき
- 4月10日 発芽してきたので育苗棚へ移動
- 4月14日 畑に植え付け
- 4月21日 無理に植えたのがたたったか?
- 4月29日 不織布をはずしてトンネルを防虫ネットだけにする。
- 5月6日
- 5月18日 花がパラパラついていた。
- 5月25日 莢がつきはじめてきた!
- 6月9日 莢がふくらみはじめてきた
- 6月15日 まだ我慢!収穫は来週が良さそう。
- 6月22日 ついに収穫。
- 雪印種苗「神風香(かみふうか)」
4月6日 49穴トレイに種まき
いつもは32穴トレイを使うのですが、春は育苗棚がいっぱいになりがちなので、省スペース化できる、一回り小さい49穴トレイをカットしたトレイに1粒ずつ種まき。
種まき後は、ダイソーのかるーい土(ココピート)をうすめにかぶせて水やり。
今回はこの20穴まきました。
その後、まだ部屋では床暖房をつかっていたので、床暖房で温度をかけました。
こんな感じで、A4トレイを衣装ケースの中に積み上げて、床暖房のきいている部屋の端っこあたりにおいています。
4月10日 発芽してきたので育苗棚へ移動
温度が十分確保されていれば4日程度で芽が出てくるので、発芽しはじめたら、徒長しないよう、すぐに育苗棚に移して管理します。
ちょっと盛り上がってきた程度のタイミングで、育苗棚に移します。
▼ 部屋の中で苗をつくっています!
4月14日 畑に植え付け
種まきから約2週間。温度不足だったかな?つるなしモロッコに比べて、動きがのんびりめでまだ双葉も展開していないのですが、面倒なので、植えてしまいたいと思います。
20粒中、芽が出ていたのが15粒程度。
ティースプーンで土ごとすくって、15㎝間隔の防草シートマルチに植え付けます。
株間は15㎝、30㎝2列植えを基本にしています。
双葉が開きそうなものをメインに2列12株植えて、予備で真ん中に3株植えました。
植え付け後、多木有機液肥3号 で水やり、活着を促します。
その後は、内側に防虫ネット、外側は不織布でトンネルをしました。
今日は、とうもろこしのゴールドラッシュ、つるなしモロッコも一緒に植えました。
4月21日 無理に植えたのがたたったか?
今年は寒いようで、先週双葉が展開しそうだったものが、まだ大きく成長しないなど、思ったより生育にバラツキが出てしまいました。
やっぱり先週、無理やり植えてしまったのがよくなかったか・・・。
せめて双葉がしっかり広がったタイミングで植えた方が良かったかも。
4月29日 不織布をはずしてトンネルを防虫ネットだけにする。
あたたかくなってきたので、本葉が2~3枚程度展開してきました。
植え付けから約2週間です。
トウモロコシのゴールドラッシュ、真ん中がエダマメの神風香、そしてつるなしモロッコです。インゲンはエダマメに比べて、環境に鈍感なのか、雑にやってもいつも安定して大きくなっている印象です。今年も差がついています。
トウモロコシが大きくなってきたので、トンネルからはずすタイミングで、豆類は外側の不織布をはずし、内側の防虫ネットトンネルだけにしました。
5月6日
大きくなってきました。
5月18日 花がパラパラついていた。
トウモロコシ、エダマメ、つるなしモロッコの畝はこんな感じです。
こんな感じでトンネルの中で、葉が茂り始めてきました。
中はこんな感じです。
ちょうど花が咲き終わって、莢がつきはじめるタイミングでした。
5月25日 莢がつきはじめてきた!
莢がつきはじめてきました!
6月9日 莢がふくらみはじめてきた
莢がふくらみはじめてきました。
でもまだぺったんこで、ふくらみは1~2割程度。
6月15日 まだ我慢!収穫は来週が良さそう。
莢が膨らみはじめから1週間たちました。
ペッタリしておらず、5~6割程度の膨らみで、莢全体にしっかりと粒が入っている様子です。
ですがまだ収穫するのには、ボリュームがしっかりとのっていないので我慢。
もう1週間待ちます。
6月22日 ついに収穫。
防虫ネットトンネルの中をはぐとこんな感じ。
6月になると、使っていないマルチ穴からも雑草が生えてきてしまいます。
小さい株は消えてしまったりしました。
莢のふくらみは8割超えかな?結構パンパンになってきたので、収穫します!
根から引っこ抜いて、収穫しました。
「神風香」は、枝の真ん中にギュッと莢がつまるのが特徴的ですね。
こんな感じで、真ん中だけ切り取って、コンパクトに持ち帰ることもできます。
枝付きで116g。枝の重さを抜いて、莢の重さは90g少しといったところでしょうか。
最終的に収穫は10株になりました。
莢の重さは約671g。平均1本あたり67gでした。
袋売りされているエダマメパッケージがだいたい300g程度だったかと思うので、たっぷり2回分の量になりました。
調理には、Lekueルクエのスチームケース(🔗楽天市場) を持っていると何かと便利です。
エダマメの場合、洗った後、軽く塩をもんで、スチームケースに入れて、電子レンジで600W5分。数分冷まして、そのまま食卓へ。
簡単に食べられるのでオススメです!
雪印種苗「神風香(かみふうか)」
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栽培を振り返って
「神風香」は、極早生種(生育がとても早い)で、茶豆風味でコクがあり、美味しい品種です。三粒莢も多い印象です。
ウチでは毎年、「湯あがり娘」と一緒に栽培する、定番品種になっています。
以前、エダマメは、株間15㎝間隔一列で1本ずつ植えていた のですが、近年は同じスペースで、株間15㎝×畝間30㎝二列で植え付けるようにしました。
密植なので1株あたりの収穫量は3割程度減りましたが、一列でのびのび育てた時よりも同じ面積で収穫量は増えたので、これでいいかなと思います。
また、基本は防虫ネットトンネル栽培がとてもオススメです。発芽直後の鳥害、突発的な強風、そしてある程度の防虫対策ができて、そのまま収穫までいけるので、ズボラにいくなら定番の栽培方法です。
今回、春先はサボって、双葉も展開しない苗を早植えしたので、伸びの悪さが後々まで尾をひいてしまった印象です。株も2株減ってしまいました。
また、抜いた時に、根もしっかりと張っていなかったので、
① 最低でも双葉展開した苗を植える。
② 移植ゴテで株元の土寄せをして、空気を入れてみる?
方が良かったかな?とも思いました。
また、栽培の参考にしたいと思います。
栽培データ
種まき:4/6 → 収穫:6/22
15㎝株間 列間30㎝2列 10株
*元肥:豚ぷんを10㎡あたり1.3kg
*週1回 多木有機液肥3号 を株元に散布
*農薬なし
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