今回は、久しぶりにロメインレタスをつくってみました。
ロメインレタスは、コスレタスとも呼ばれ、地中海のコス島が原産と言われています。
シーザーサラダで使われるレタスは、本来このタイプを使うのだとか。
縦長で結球し、葉肉が厚くて丈夫なのが特徴で、畑では4~5月のやや暑くなりそうな時期の収穫になりそうな場合、このレタスをつくります。
今回は、タキイ種苗の「ロマリア」を栽培しました。以下、2024年の記録になります。
- 2月12日 36穴トレーに種まき
- 2月19日 発芽してきたので育苗棚へ移動
- 3月2日 畑に植え付け
- 3月24日 苗をバラシて1穴1本に植え直す
- 4月7日 ビニールトンネルをはずして不織布だけ残す
- 4月14日 この1週間で一気に大きくなった
- 4月21日 結球してないけど収穫開始
- 4月27日 結球しはじめた残りの分も収穫して終わり。
- 5月12日 別畝で育てていたロマリアも収穫して終わり。
- タキイ種苗「ロマリア」
2月12日 36穴トレーに種まき
36穴トレーで8穴にカットしたものに、1穴2~3粒程度ずつ種まき。
冷蔵庫に保存しておいた1年前の種なので、ちょっと多めにまきました。
種まき後は、ダイソーの観葉植物の土(ココピート)をうすめにかぶせて水やり。
レタスは、好光性種子らしいですが、普通に軽くかぶせています。
発芽の基本、水と温度と空気の三原則が確保されていれば、なんだかんだで発芽する印象ですね。
その後、まだ部屋では床暖房をつかっていたので、床暖房で温度をかけました。
こんな感じで、A4トレイを衣装ケースの中に積み上げて、床暖房のきいている部屋の端っこあたりにおいています。
2月19日 発芽してきたので育苗棚へ移動
100%の発芽です!畑の土を使っているので、よけいな草まで生えました。
温度が十分確保されていれば3日程度で芽が出てくるので、発芽しはじめたら、徒長しないよう、すぐに育苗棚に移して管理します。
▼ 部屋の中で苗をつくっています!
3月2日 畑に植え付け
種まきから約2週間。こんな感じで双葉が十分展開しました。
ティースプーンで土ごとすくって、土ごとマルチの穴の中においていきます。
マルチ穴の間隔は15㎝✕15㎝です。今回は8穴植えました。
そして、最後に軽く指で、畑の土に押し付けていく感じです。
植え付け後は、水でうすめた 多木有機液肥3号 をジョーロでかけておきます。
その後、外は穴あきビニール、内側に不織布をかけて、トンネルにしてあります。
3月24日 苗をバラシて1穴1本に植え直す
植え付けから3週間。順調に葉が大きくなってきました。
今日は、苗を掘り上げて、1穴1株に再編成し直します。
編成後はこんな感じです。あいていた穴も埋めました。
余った苗は、新たに別の畝の空きスペースに植え付け。全部で21株ありました。
4月7日 ビニールトンネルをはずして不織布だけ残す
植え直しから2週間。本葉が大きくなり、ロメインっぽい葉になってきました。
週1回来る度に、水やりがわりに、液肥だけあげています。
今年は1週間ほど遅いのですが、桜が満開になってきました。
このタイミングで畑のトンネルは、外側はビニールをはずし、防虫ネットに変更。
内側の不織布のみ引き続き残します。
4月14日 この1週間で一気に大きくなった
現在の畑はこんな感じです。
手前からコカブ(きらりのゆめ)、ロマリア、サラダ春菊があり、一番奥でネギ苗(なべちゃんゴールド)をつくっています。
後ろの防虫ネットだけのトンネルには、手前からほうれん草(ミラージュ)、この間株を分けたロマリアの余り分、つるなしスナックの順番で入っています。
この1週間で大きくなりました。
でも、まだ収穫するのには足らないサイズ。もう1週間我慢します。
4月21日 結球してないけど収穫開始
葉が合わさり始めました!はやいですが大きめのものは収穫します。
結球してませんが、葉肉が厚く、十分レタスとして楽しめる量が収穫できました。
長さは30㎝程度あって、外葉もきれいな仕上がり。
4月27日 結球しはじめた残りの分も収穫して終わり。
先週から残しておいた分を収穫します。
ロメインレタスは、本来、ある程度結球するのだと思いますが、なぜか左の株のように葉合わせが上手くいかず、おいておくとトグロのように巻く印象があります。
食べるとエグみも強くなってくるので、早めに収穫するようにしています。
葉合わせがうまくいくとこんな感じになります。
右の形が、種袋の写真にもある「ロマリア」の雰囲気ですね。
5月12日 別畝で育てていたロマリアも収穫して終わり。
3月24日に苗をばらして、別畝で防虫ネットだけかぶせて育てていたロマリアです。
今日で収穫を終えます。こんな感じで、やっぱり葉合わせがうまくいかず。
後半は、防虫ネットトンネルだけで育てたこともあり、不織布トンネルの4月27日収穫完了分よりも丸っこく、丈が短めに仕上がりました。
不織布トンネルよりも、朝晩の寒さを受けやすかった一方、日中は温度が上がりやすいといった不安定な温度変化から、丈が短く、葉合わせが悪くなったのかな?と推測しています。
収穫したレタスは、外葉が傷んでいたらはがして、愛菜果の袋にゴロっと入れて、野菜室で保存します。約2週間、煮炒めやサラダにしていただきました。
タキイ種苗「ロマリア」
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栽培を振り返って
葉肉が厚くパリッとしていて、サラダのみならず、炒めにも使える万能レタスでオススメです。
ただ、種袋の写真のような、きれいな結球した形に上手く仕上がりませんでした。
今回、結球はじめから結球まで、幅広い時期で収穫してみましたが、ちょっと先端が丸まり始めた、結球はじめが一番コンディションよく、美味しかったです。
以降、結球してくると、葉肉は厚くなる一方、外葉は捨てなければならない上、レタス独特のエグみも増えてきた印象でした。この段階だと、炒めたりといった加熱調理の方が、向いてくるかもしれません。
ロメインレタスは、まださほどつくったことがないので、葉合わせが悪くなってしまった原因など、栽培を続けて理解を深めていければと思っています。
5月中なら、不織布トンネルかけっぱなしで収穫までいった方がきれいに仕上がるかな?
栽培データ
種まき:3/5 → 収穫:4/21~5/12
15㎝×15㎝ 21株栽培
*元肥:豚ぷんを10㎡あたり1.3kg
*週1回 多木有機液肥3号 を株元に散布
*消毒なし(内側不織布・外側ビニール→4/7防虫ネットに変更)
▼ 同時にサラダ春菊も栽培。サラダのボリュームアップにオススメ!
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