週1回3時間!共働きのズボラ週末家庭菜園

60㎡の畑を週1回3時間で管理。ラクしてガッチリ収穫を目指します!

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正月料理にも使える金時系!京くれないニンジンの移植栽培記録

 

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お正月に向けて、金時人参をつくろうと思い、品種選びをしていたら、

タキイ種苗で「京くれない」という、金時の血が入った品種を見つけました。

説明書きだと、人参臭さが少なくて美味しい上、リコピンが多く含まれていて

栄養価も高くてなんだか良さそうな感じ。

面白そうなので、栽培してみることにしました。

8月1日 36穴トレーに種まき

種は、白い粒になったコート種子。とてもまきやすいです。

36穴トレーに1穴1粒ずつおとして、種まきしました。

種まき後は水をあげて、育苗システムで管理します。

コート種子は、乾燥すると発芽しにくくなるため、水を切らさないよう注意。

 

8月16日 畑に植え付け

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種まきから約2週間。発芽するまで1週間かかりました。

芽が出るまで時間かかりますね・・・。本葉が見え始めたレベルです。

これを畑に植え付け(移植)します。

人参など根菜は、移植すると根を傷め、又根など形状が乱れやすくなるため、

畑に直接まくのが一般的です。

しかし週一回の畑管理では、乾燥や豪雨リスクなど発芽させること自体が難しい。

家庭菜園なので、形よりも収穫できることを優先し、この方法になりました。

 

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ティースプーンを使って、土ごとすくって植えていきます。

 

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株間、列間をゆったり15㎝間隔で植えてみました。

 

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植え付け後は、液肥で水やりし、活着を促します。

防虫ネットでトンネルした上に、両側をあけるように、不織布で日除けをします。

根付く前に枯れて全滅なんてことがよくあるので、夏場は特に日除けは必須です!

9月4日 大きくなってきたのでちょっと土寄せ

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双葉を植え付けてから約2週間、こんな感じで大きくなってきました。

だけど、ヒョロくて頼りない印象・・・。人参は本当に育つのが遅いですね。

いつもなら植え付け後1週間でとる日除けの不織布もまだかぶせたままです。

ティースプーンで傷つけないように、ちょっと土寄せしてみました。

10月2日 軸がしっかりしてきた?

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だいぶ大きくなってきたので、トンネルを全てはずしました。

葉数も多くなり、だいぶ軸がしっかりしてきた感じですが、ゆっくり生育中。

10月16日 油断していたらキアゲハの幼虫につかれる

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人参って虫が意外とつかないなと思っていたら、ある日、グロテスクな虫が。

キアゲハの幼虫です・・・。殺虫剤はアファームで消毒しました。

10月23日 人参の首元が見え始めてきた

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草が茂ってきて、土から人参が見えるようになってきました!太さは3㎝弱。

あとは太さを見ながら、収穫のタイミングを見ていきたいと思います。

12月5日 いよいよ収穫

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首元の太さが4㎝程度になってきました。収穫してみます。

 

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あー・・・やっぱり又根になってしまいました。でも、まずまずの太さです。

 

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首の太さが4㎝程度、長さ15㎝超、重さ170G程度の人参が、収穫できました!

このように植えても、食べる人参としてなら十分収穫することができます。

でも又根だらけになってしまいました・・・。

 

又根の原因は、根が傷つくほか、未熟有機質や土の塊、センチュウなど土壌条件でも発生するようです。

植え付け時、本葉が出たタイミングでは、もう根が十分伸びているんですね。

根菜を栽培するなら土のう袋も手か?

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上と同じタイミングで、土のう袋でも栽培してみました。

15㎝間隔で1袋に4本植わっています。こちらはやや乾燥気味でした。

 

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やはり又根になっていますが、畑よりも比較的素直にまっすぐ伸びています。

もしかしたら、畑の方が、土質がやや硬かったのも一因にあるのかも知れません。

又根でもこちらの方が、調理しやすいですね。

タキイ種苗「京くれない」

金時と五寸人参をかけあわせた品種です。

タキイ種苗では「ファイトリッチ」シリーズという機能性野菜を展開していて、この品種には、リコピンが含まれているのが珍しいようです。

私、実は人参が苦手なのですが、手を伸ばす位とても美味しいです!

収穫直後は独特の人参の香りがありますが、料理して、口の中に入れると、

香りはほぼ感じず、甘みがあって、やわらかく美味しかったです。色も従来の五寸人参よりも濃いめなので、彩りも良い印象でした。

金時系なので、正月料理にも良さそうですし、普段使いにも違和感ありません。

種のまき時期は、夏まき専用です。春まくと、多分花が咲くのだと思います。

 

春夏まき兼用で今年から、「京くれないEX」という新品種も出たようです。

こっちの方が種も無駄なく使えそう。

栽培データ

種まき:8/1 → 収穫:12/5~

株間15㎝✕列間15㎝ 2列 16株

*週1回 多木有機液肥3号を株元に散布

*消毒 

11/13 アファーム乳剤

栽培を振り返って

人参の移植栽培は、発芽の失敗がなくなるので、栽培がとても簡単になりました。

家庭菜園レベルで、収穫を優先する手法としてはこれで良いかと思います。

ただ、あまりにも又根が多く出過ぎたのが、今後の課題です。

畑と土のう袋栽培、どちらでも高い確率で発生したので、やはり移植が原因か?

双葉が見えた時点で、根が予想以上に伸びているのかも知れません。

土壌条件も可能性はありますが、移植方法を見直してみようと思います。