今回は、我が家で実践している野菜の保存方法と、便利なアイテムをご紹介します。
我が家では、年間を通じて、家庭菜園でいろんな野菜を収穫していますが、多めに作付けしているのが現状です。
なので、核家族なのに冬は白菜8玉とか、夏野菜でも毎週こんな感じで食べきれない量とれることがよくあります。
せっかく自分で育てた野菜なので、最後まで美味しく食べ切りたいものです。
「野菜の最適貯蔵条件一覧表」を目安に野菜の保存期間を把握する。
まず各野菜が、どの程度保存が利くものかを目安で知っておきたいところです。
私は、野菜の最適貯蔵条件一覧表(農研機構)を目安にしています。
これを見ればわかりますが、野菜は適切に冷蔵保存すれば、意外と長持ちするんです!
例えば、11~12月に収穫した白菜やキャベツを、外葉は傷みますが、はがせば中は問題なく3月上旬まで食べられたり、小松菜など葉物も適切に保存すれば2週間近く問題ない場合も。
オススメなのが「愛菜果」と「アイラップ」に入れて野菜室に保存する方法。
家庭で冷やして野菜を保存するとなれば、当然冷蔵庫、野菜室を使う方法になります。
近年は野菜をそのまま入れて保存できるうたい文句の冷蔵庫もありますが、結局のところ、野菜のみずみずしさを保つためにそのままは入れず、袋に入れての保存が良さそうな感じです。
特にオススメの袋が、「愛菜果」と「アイラップ」という二つのアイテムです。
安くて高性能、防災備品にもなる、袋のラップ「アイラップ」。
アイラップ は、岩谷マテリアルから発売されている「袋のラップ」です。
一見、スーパーの荷物台によくある、あの透明袋と同じようですが、厚みもある上、-30℃~120℃と耐冷耐熱能力もあって高性能なんです!
例えばこちらは、しなびやすい小松菜やホウレンソウの保存例。
長さがあるので、袋2枚を使って上下でまるっと包んで保存したところ、約2週間でもみずみずしさを維持して、美味しくいただくことができました。
1箱60枚入りで200円程度。ホームセンターやドラッグストアなどで販売されていて、比較的手にも入りやすいので、常備アイテムとして、オススメです!
また、耐熱性の高さから、これを使ってご飯を炊くこともできるようです。防災備品を兼ねてストックしておくのにもオススメです!
▼ 「アイラップ」の詳しい記事をあわせてどうぞ
白菜やキャベツのような大きな野菜には「愛菜果」がオススメ。
アイラップは便利なのですが、白菜やキャベツのような大きな野菜を入れる規格がないのが欠点です。
そこで大きな野菜にオススメなのが「愛菜果」という商品です。
愛菜果 は、関西紙工という会社が発売している商品です。
袋に、野菜や果物を劣化させるエチレンガスを吸着、透過させる「大谷石」の粉末が練り込まれている上、適度に通気性やみずみずしさが保てるつくりになっています。
白菜やキャベツは、カットされたものでなく、玉のままの方が断然日持ちします。
写真は、冬場の保存例。
ウチでは12月~2月、キャベツや白菜をダンボールにこのように詰め、マンションのベランダの日陰に置き、外を冷蔵庫として使っています。
これまでは、新聞紙に包んだ上、レジ袋に入れて保存していたのですが、「愛菜果」にしてからは入れるだけで、同様の保存状態を維持できるようになり、とても簡単になりました。
しかも、水洗いして再利用できるのもポイントです!
メーカーでは数回までとしていますが、ウチではそれ以上使っちゃっています。
また、ネギや大根のような長い野菜を入れるサイズもあるので、大きな野菜は「愛菜果」におまかせで良さそうです。
▼ 「愛菜果」の詳しい記事をあわせてどうぞ
ズボラ管理でも長持ち!我が家での野菜別の保存方法まとめ。
我が家の場合、だいたいこんな感じで、買ったり収穫したりした野菜を保存しています。袋に入った状態で売られていた野菜も、そのまま冷蔵庫ではなく、アイラップに詰め替えるのもポイント。日持ちがやっぱり違います!
イモ類など水分少なめで常温保存できるもの
カボチャ、タマネギ
→ 平らに並べて、風通しの良い冷暗室で保管。できるだけ乾燥する環境で。
サツマイモ、ジャガイモ
→ 平箱のダンボールに新聞紙をしきつめ、並べたあと、再度新聞紙をかぶせる。
▼ 我が家でのジャガイモの保存例
これらの野菜の保存ポイント
① 基本環境は、暗く、風通しがよく、涼しい場所。
① 浅めのダンボールに入れ、野菜を重ねずにできるだけ平らに並べる。
② イモ類は新聞紙を必ずかぶせて、水分の蒸散を適度に防ぐこと。
③ 夏は蒸れに注意!クーラーの冷気が届きやすい涼しい場所を意識する。
みずみずしさのある野菜全般は冷蔵(野菜室)保存
トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、カブ、ホウレンソウ、小松菜、シメジなど
→ アイラップに入れて、野菜室で保存。
キャベツ、白菜、ネギ、大根など大きな野菜
→ 丸ごと愛菜果に入れ、野菜室で保存。使って残った小口のものはアイラップ。
これらの野菜の保存ポイント
① キュウリ、トマト、ナスのような水分多めの野菜は、1週間以内に食べる。
② 大根、カブ、人参といった根菜類は葉から水分が蒸散するため、葉は根元から深めに切り落とし、根と葉は必ず分けて保存。
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以上、我が家の簡単な野菜保存方法をご紹介しました。
実際に野菜を栽培するとわかりますが、実は品種によっても保存できる期間が全く変わってきます。
例えば、タマネギ。春に早く収穫できる早生種は7~8月程度までしか持たない一方、玉のかたい晩生種は冬まで余裕で保存できて、芽が出てくるのも遅いです。
また、キャベツも、波葉で丸玉のやわらかい春キャベツ(サワー系)は1ヶ月も持たない一方、葉がのっぺりかたそうな寒玉系は、冷蔵庫で3か月以上保存できるという具合です。
我が家の家庭菜園では、品種選びにもこだわっていて、長期保存に向いて美味しそうなものを、毎回試すようにしています。
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