
トウモロコシは、ウチの家庭菜園で定番になっています。
昨年から、収穫したらすぐに粒だけをとって冷凍する仕組みにしたので、大量に保存、消費できるようになりました。
そこで、今年からは、作型や限られた面積での本数の拡大を模索したいと思います。
今回は、お気に入りでつくっている「おおもの」という品種の早生タイプ「おおもの83」をつくってみたいと思います。
種まきを半月早めて3月半ばに種まき、株間もより狭めて15㎝幅を織り交ぜてみました。
以下、2026年の記録になります。
- 3月15日 49穴トレイに種まき
- 3月29日 種まきから2週間。春の彼岸過ぎを意識し、畑に植え付け。
- 4月12日
- 4月19日 ビニールをはずす。土寄せしながら、鶏糞を追肥する(1回目)。
- 4月26日 トンネルを撤去
- 5月6日 雄花が出かかったので、消毒と鶏糞で追肥(2回目)。
- 5月17日 雄花が出てきたので、消毒1回目。
- 5月30日 雌花も出てきた。二本目は欠いてヤングコーンで収穫し、消毒2回目。
- 6月6日 受粉がある程度終わったので、防獣柵を設置する
- 6月13日 試しどり
- 6月20日 いよいよ収穫!
- 今回栽培した品種はコレ!
3月15日 49穴トレイに種まき

49穴トレイに1穴1粒で種まきしました。
カットして10穴サイズに変更してあります。
トレイは、作物や作付けする面積によって、苗をつくる量もかわるので、いろんな本数でカットして用意しています。

その後、部屋では床暖房をつかっていたので、床暖房で温度をかけます。
トウモロコシの発芽温度は25~30℃と高めなので、室内でも加温する工夫をしないと、スムーズに発芽しません。
こんな感じで、A4トレイを衣装ケースの中に積み上げて、床暖房のきいている部屋の端っこあたりにおいています。
▼ 夏野菜は室内でも温度が低いと発芽不良に!加温する工夫を。
温度が十分確保されていれば4日程度で芽が出てくるので、発芽しはじめたら、徒長しないよう、すぐに育苗棚に移して管理します。
ちょっと盛り上がってきた程度のタイミングで、育苗棚に移します。
▼ 部屋の中で苗をつくっています!
3月29日 種まきから2週間。春の彼岸過ぎを意識し、畑に植え付け。

種まきから約2週間。
今回の前倒しは、植え付けを3月春のお彼岸過ぎを意識しました。

今回は、より密植栽培のテストをしてみたいと思います。
条間は30㎝で2列ですが、株間を30㎝15㎝の交互植えにしてみました。
マルチは、何度も使えて撤去も簡単な 国華園の穴あき防草マルチ を使っています。
植え付け後は、多木有機液肥3号 を混ぜた水を、ジョーロで水やり。
野菜を植え付け後、すぐにおこなっている定番の作業です。これをやっておくだけで、来週しっかり、エンジンがかかって動きはじめるようになります。

植え付け後は、内側は不織布、外側は穴あきビニールでトンネルをしました。
4月12日

無事根付きました。
4月19日 ビニールをはずす。土寄せしながら、鶏糞を追肥する(1回目)。

苗が大きくなってきて、だいたい30㎝程度の高さになってきました。
今日まで、外側は穴あきビニールを使っていましたが、防虫ネットに変更し、内側の不織布は引き続き使います。布団を厚手→薄掛けにした感じです。

そして、1回目の追肥をしました。
発酵鶏ふんを株元にパラパラと追肥、移植ゴテで耕しながら、土寄せして、株元を安定させるようにしました。
4月26日 トンネルを撤去

「おおもの83」が植えてある畝の様子はこんな感じです。
一番左がインゲン「つるなしモロッコ」、真ん中がエダマメ「味風香」、一番右が「おおもの83」です。

株が大きくなり、トンネルのあたまで曲がり始めてきたので、トウモロコシの部分だけ撤去しました。
5月6日 雄花が出かかったので、消毒と鶏糞で追肥(2回目)。

今日は、ゴールデンウィーク連休最終日です。
トンネルをはずして1週間。また一気に大きくなりました。

前回の追肥から3週間程度しかあいていませんが、雄花っぽいのが見えるので、早々と2回目の追肥をしてみます。
発酵鶏ふんを株元にパラパラと追肥、移植ゴテで耕しながら、土寄せして、株元を安定させるようにします。
5月17日 雄花が出てきたので、消毒1回目。

やはり葉が茂ってくると、株間15㎝のところは、ちょっと密集している感じです。
やりすぎたかな~?

雄花が出かかりです。これから咲くと、アワノメイガが寄ってくるので、あらかじめ雄花まわりを、殺虫剤のトレボン乳剤で消毒しておきました。
5月30日 雌花も出てきた。二本目は欠いてヤングコーンで収穫し、消毒2回目。

今週、はじめて雌花を確認しました。受粉がはじまっているようです。
かなり密集しているな・・・。

意外に二本めの雌花もついているので、株の勢いはそこそこある感じです。
この二本めの処理ですが、過去に残して二本どりを狙ってみましたが、相当肥料を入れて勢いをつけていないと、まず食べられるものになりません。
私のレベルでは全然無理。

そこで早々に欠いて、ヤングコーンで食べる方針にしました。
今回は、密植させているので、少しでも1本めに栄養もいって欲しいし・・・。
収穫後は、雌花まわりもトレボン乳剤で消毒(2回目)しました。
6月6日 受粉がある程度終わったので、防獣柵を設置する

トウモロコシのヒゲが少し茶色っぽくなりはじめましたね。
受粉が終わってきているようです。

ちょっと気になるのが、ヒゲがまわりは受粉している様子なのに、真ん中がきれいで色が変わっていないところ。なんかいつもと違う感じ。

今日は大事な仕事をしなければなりません。
それは、必ず防獣柵を設置することです!
雌花(実ができる方)を確認した翌週には、雨だろうが最優先で必ず設置。
油断すると、カラスや動物が来て、一瞬で全滅させられるので要注意です。
まずこんな感じで、長い支柱で柵をつくります。
使っている支柱の横の長さは240㎝あります。
支柱をクロスさせるのには、「楽らくアンカーバンド」を使うと手早くしっかりと留まる上、高さの微調整も簡単です。
▼ 野菜の支柱立てに便利な「楽らくアンカーバンド」

そして、防虫ネットをぐるりとめぐらせて、最後にパッカーを使ってネットをとめます。まず、注意しなければならないのが、下の裾の部分。
少しでも緩んでいると、そこからアライグマやハクビシンに侵入されます。
対策として、下も同じ長さの支柱でおさえて、シートアンカーで抑えるようにしています。


そして、近年追加でおこなうようにしたのが、上部のカラス対策です。
▼ 以前、トウモロコシをカラスに全滅させられました・・・。
カラスは、この柵の中にも平気で入って、食べ尽くします!
そこで、100円ショップて売っていた太目の釣り糸をこんな感じで、柵の四方と真ん中に張り巡らせます。
撤去する時のことも考えて、結ぶことはせず、最後にパッカーで止めるとピンと張ります。また、糸は切らずにリールをつけたままにしておくのもポイントです。
これで、防御態勢は整いました!
6月13日 試しどり

先週につくった防獣柵の効果のおかげで、動物の被害は無しです!
実が順調に太っているか、やはり気になるところ。試しに一本とってみました。
先端までしっかり実が入っていない印象。まだ粒も白いので、収穫は来週ですね。
それにしてもやっぱり、先週に柵を設置しておいて良かった。
週1回の家庭菜園の場合、雌花をみた翌週には、必ず防獣柵の設置。これは鉄則!
6月20日 いよいよ収穫!

いよいよ今日、収穫したいと思います。
獣害の被害なく、無事収穫にたどりつきました!これが一番うれしいです。

柵をとっぱらったあとはこんな感じです。
密植だった割には、意外と実が膨らんでいる印象。

今回は、長さが2mくらいのところに、畝間30㎝で二列入れてみました。
いつもだと、株間も30㎝なので、12株植わるところなのですが、今回は株間15㎝も交互に混ぜたので、16株入っています。
まず、房の重さですが、だいたい200g弱~250g程度が中心といったところです。
株間30㎝の時に比べて、50~100g程度小さい印象ですね。

そして、密植が原因だと思われるのが、先までしっかり実が詰まらない、先端不稔の症状が多く見られました。

受粉中に、中心だけきれいなことに違和感があったのは正しかったようです。
結局、受粉がしっかりできていませんでした。

家に帰って、皮をむいたらこんな感じ。全部が先まで詰まっていません・・・。
先端不稔の原因は、まず受粉不良、そして栄養が先端まで行き届かなった可能性が考えられます。やはり、株間15㎝30㎝の交互でも密植すぎたのか・・・。
ただ、気になるのが、個体差で出ておらず、全てが詰まっていないんですよね。
受粉時期に雨が続いたので、これも影響があったのかも知れません。

一方、皮をむいても180~250g程度の重さはあったので、悪くはない?
家庭菜園で食べるんだったら、十分なボリューム。

収穫してきたトウモロコシは、先端を全部切って、電子レンジで500Wで3分レンチン。
さすが「おおもの」シリーズ。とっても甘くて美味しかったです!
収穫した15本中、3本はそのまま食べて、あと12本は、粒だけとって、カーネルコーンの加工にまわしました。
カーネルコーンは1㎏分とれました!
サラダのトッピングや日々のお弁当の材料など、ジャンジャン使っていこうと思います。
▼ 食べないトウモロコシは、サッサと冷凍カーネルコーンがオススメ。
今回栽培した品種はコレ!
ナント種苗 おおもの83トウモロコシ
▶ 楽天市場
▶ Amazon
栽培をふりかえって
おおもの83は、いつもつくっている「おおもの」よりも、寒い時期の発芽もよくて、育ちも良いらしいので、前倒し用につくってみました。
味は「おおもの」と同じように、とても甘くて美味しかったです!
一方、15㎝株間の密植栽培もチャレンジしてみたので、おおものならず、「こもの」になってしまいましたが、それでも200~250gなら健闘できたのではないか?と思います。
また、今回は二つのテストを加えました。
① トウモロコシの栽培、収穫時期の前倒しの試み。
種まきも3月15日と早めましたが、6月20日に収穫できて、例年より半月以上早くトウモロコシが食べられました!来年以降は、3月中旬から種まきしたいと思います。
② 15㎝30㎝の交互植えで株間を詰めてもトウモロコシはできるのか?
先端まで実が詰まらなかった。受粉不良が原因か?
今回、受粉時期に雨が続いた原因もありそうですが、密植による受粉不良なら、雌花の上や雄花の下の葉を欠いて、受粉しやすくしたらどうなんだろう?とまた興味がわくところです。
実も30㎝株間の時に比べて、100g程度小さくなる印象です。
でも限られた家庭菜園の面積で、一部が枯れるなど失敗しても収穫できる確率は増えるので、この方法も悪くはないのかな?という結論です。
より工夫を重ねて、いろいろ試してみようと思います。
▼ 株間15㎝30㎝密植栽培「ゴールドラッシュ」編もどうぞ。
栽培データ
種まき:3/15 → 収穫:6/20
条間30㎝2条×株間30㎝15㎝交互 2列16株
*内側不織布+外側穴あきビニールでトンネル
→4/12 内側不織布+外側防虫ネットに変更 →4/26 トンネル撤去
*元肥:畑全体に豚ぷんを30㎡あたり15kg散布
*追肥:4/19、5/6に鶏糞をパラパラ株元に散布
*週1回 多木有機液肥3号 を株元に散布
*消毒 殺虫剤のみ
5/17 トレボン乳剤
5/30 トレボン乳剤
* 農薬は、栽培時点で登録のあるものを使用しています。
あくまで参考として、使用する際は、ご自身で今一度ご確認ください。
▼ 体験からガチまとめ!週1回管理のトウモロコシ栽培ポイント。
参考になったらクリックしていただけると嬉しいです (*^^)v