
今回は、秋の大根栽培ですが、ちょっとかわった品種をやってみたいと思います。
品種は、松永種苗の「紅くるり」という大根です。
まるでサツマイモのような紅色がはえる、ミニ大根です。
また、栽培方法はいつも通り、根菜でご法度とされている、移植栽培でいきたいと思います。
又根になってしまうのが唯一の欠点ですが、畑に直接種をまくより失敗しにくく、確実に収穫できます。
以下、2025年の栽培記録になります。
- 9月28日 49穴トレイに種まき
- 10月5日 双葉の段階で植え付け
- 10月19日 被覆を防虫ネットから不織布に変更
- 11月3日 間引き作業 2株→1株にする
- 11月16日 大根の赤い根がみえはじめてきた 不織布はずして消毒
- 11月23日 不織布がパンパンになってきたのではずす
- 12月20日 生育が遅くなってしまった・・・
- 12月29日 いよいよ収穫
- 収穫した紅くるりは、無難に大根サラダにしてみた。
- 今回栽培した品種はコレ!
9月28日 49穴トレイに種まき

今年は大根の種まきが遅くなってしまいました。9月末の種まき。
本数を確保したい都合から、いつもの32穴でなく、やや小さめの49穴トレイで10穴にカットしたものに、1穴2粒程度ずつ種まき。
お気に入りの青首大根、三太郎と一緒に種まきします。
種まき後は、ダイソーの観葉植物の土(ココピート)をうすめにかぶせて水やり。

種まき後は、トレイをA4ケースに入れて、室内にあるLEDライト付き育苗棚でこんな感じで管理します。
▼ 部屋の中で苗をつくっています!
10月5日 双葉の段階で植え付け

種まきから1週間です。大根の双葉はこんな感じで、軸が長めに育ちます。
これをスプーンですくって、移植します。
大根は、根の先端が傷つくからなのか、又根が発生しやすくなるため、移植はしない作物です。畑に直接種まきするのが基本です。
ただ、週1回の畑管理の場合、この1週間で乾燥してスムーズに発芽しなかったり、害虫に葉をかじられたりと、何かがよく起きるので、私は移植栽培を基本にしています。
青果を売るわけではないし、収穫できることを優先して、この方法になりました。
一方、あまり苗が大きくなると、いよいよ又根がひどくなる印象なので、本葉が出る前、発芽1週間を目安に早めに植えています。

株元には、下の列のように、あらかじめオルトラン粒剤を混和し、上の列のように深めに苗を植え付けます。(登録は播種前混和)
マルチはせず、株間は20㎝、列間は30㎝の二列で植えました。
1穴1~2株にしておき、大きくなったら、1株に間引く予定です。
植え付け後は、多木有機液肥3号で水やりをして、活着を促します。

そして今年からは、被覆も省力化のテストをしています。
いつもならトンネルにする防虫ネットを今年は、ベタ掛けにしてみました。
同様に三太郎大根も植え付けた後、防虫ネットを半分に折って、防虫ネットを二重に被覆してみました。
10月19日 被覆を防虫ネットから不織布に変更

植え付けから2週間経ちました。生育にムラが出ていますが、根付いている様子。

赤大根なので、軸が赤く、葉の形も観葉植物っぽく独特な形。
全体的に、まだ葉が小さいので、間引きは見送りたいと思います。

今年は種まきが遅かった上、全体的に気温がさがってきたので、少しでも成長させるために、被覆を防虫ネットから、不織布の一枚掛けに変更しました。
11月3日 間引き作業 2株→1株にする


被覆を不織布にかえた効果もあって、葉が大きくなってきました。
雑草もですが・・・。

このサイズになってくれば、簡単に枯れることはないので、2株を1株に間引きます。
間引く際に、残したい苗も抜けてしまいそうなら、ハサミで切り落とすのも手。

間引いたあとは、移植ゴテで大根の根本に土寄せして、安定させるようにします。
土の中に少しでも酸素が入りやすいようにするのと、雑草処理を兼ねておこないます。
最後に、再び不織布をベタ掛けして作業終了。
ここから先は生育が旺盛になるので、少しだけゆるめてかぶせます。
11月16日 大根の赤い根がみえはじめてきた 不織布はずして消毒

今のところ、農薬は、最初の植え付け時にオルトラン粒剤を土の中に混ぜただけで、害虫にやられず順調に生育中です。
不織布のベタ掛け、やっぱり簡単な上、防虫効果も高くてイイです!

株元にも、赤い根が見え始めてきました。大根っぽくなってきましたね。
11月23日 不織布がパンパンになってきたのではずす

葉がかなり大きくなっていて、不織布の中がパンパンになってきました。
窮屈そうだし、もうそろそろ害虫被害も大丈夫だろうということで、不織布を撤去。

先週より少しは大きくなったかな?
12月20日 生育が遅くなってしまった・・・

12月に入って、霜がおりはじめてきました。
ここでちょっと反省。11月23日に不織布をとりのぞいたら、葉はのびのび広がるようになったものの、途端に生育スピードが遅くなってしまった・・・。
せめて、軽い霜よけがわりに、防虫ネットなり何かかぶせておいた方が良かったです。

そろそろ収穫はできそうな感じ。
いよいよ来週末は仕事納め。年末年始のお休みに収穫しようかと思います。
12月29日 いよいよ収穫

会社はお休みに入りました♪いよいよ収穫してみたいと思います。


長さは約20㎝程度の小ぶりな大根ができました!
赤色ですが、まるでサツマイモみたいな色合いですね。
あとで家で重さをはかってみたら、だいたい300g程度でした。

同時に種まきした、三太郎大根との比較。
やはり、紅くるりは、ミニ大根の特性みたいです。
ちなみに余談ですが、三太郎は去年9/16種まきで、同じくらいの大きさで11/17に収穫できていました。
今年は9/28種まきで、1ヶ月少し収穫が遅れたため、「秋の1日、春の7日」ではありませんが、やはり秋口には、適切な時期に種まきしなければならないことを実感。
ちょっと遅かったな~。
あと、移植栽培すると、根の先端が二つ~三つに割れやすいのもわかりました。
収穫した紅くるりは、無難に大根サラダにしてみた。


家に持ち帰って、夕飯に早速調理してみました。
中を割ってみると、しっかりと赤くない印象です。まだ若いのかな?

無難にお得意の大根サラダにしてみました。
気になる味なのですが、これがちょっと甘味を感じるほどで口当たりもよくて、美味しかったです!辛味があるかもと勝手に想像していましたが、全くありません。
肉質もほどよいみずみずしさと食感で、大根サラダ専用でもいいんじゃないかと思います。
丸々一本使い切りで、サイズ感もちょうどいいです!
一方、三太郎の白色と混ぜて、紅白の大根サラダにでもしてみよう(正月だし)と思いましたが、やはりアントシアニンが溶け出して赤く染まりそうなので、単体で使った方が良さそうな感じでした。
▼ 大根サラダづくりは、貝印の「太千切り器」が超オススメ!
今回栽培した品種はコレ!
松永種苗 紅くるり大根
≫ 楽天市場
≫ Amazon
栽培を振り返って
まるでサツマイモのような赤色のコロッとした印象のミニ大根です。
辛味は全くなく、肉質とみずみずしさのバランスが良く、美味しかったです!
今回、種まきが9月末で遅かったので、収穫も年末になってしまいました。
年明けまで畑で保存しながら、立派な大根を楽しむのなら、やはり9月15日頃には種まきしておきたいところです。
また、今回、防虫ネットや不織布をトンネルではなく、ベタ掛けにするという省力化栽培を試みましたが、これが簡単で結構いい感じ。
強風に強いし、虫害もかなりおさえられて、農薬は最初のオルトラン一発だけで収穫までいけました!
最後、被覆を外したことで、生育がやや鈍くなってしまったため、種まきが遅くなってしまった場合は、そのまま不織布をかぶせっぱなしでも良かったかも。
防虫ネットをかぶせておくだけでも、軽い霜よけになるので、効果は期待できると思います。
栽培データ
種まき:9/28 → 収穫:12/29~
20㎝×30㎝
*週1回 多木有機液肥3号 を株元に散布
*消毒
10/5 株元に オルトラン粒剤 を混和(登録は播種前混和)
* 農薬は、栽培時点で登録のあるものを使用していて、参考にご紹介しています。
使用する際は、ご自身で今一度ご確認し、自己責任でお願いします。
参考になったらクリックしていただけると嬉しいです (*^^)v