
今回は、畑の土壌改良方法について、効率よく作付けに組み込む方法を考えてみました。
私の家庭菜園では、春3月頃から11月いっぱいまで、畑の全畝がフル稼働な状態になってしまい、本当は緑肥などを組み込んで土壌改良をしたいのですが、なかなかできない状況にあります。
私の菜園の土壌は、元々粘質気味で硬くなりやすい印象なので、少しでもフカフカの土にしたいと思っていました。
そこで、昨年から試しではじめてみて良さそうなサイクルが完成したので、まだテスト段階ですが、ご紹介したいと思います。
- トウモロコシの残渣や雑草を土壌改良の素材として、沢山確保しておく。
- 収穫を終えた12月に、空いた畝に溝を掘り、ガラを投入して、土で埋め戻す。
- お金をかけられるのなら、カルスNC-Rなどの微生物資材も手助けになりそう?
トウモロコシの残渣や雑草を土壌改良の素材として、沢山確保しておく。
きっかけは、毎年、夏に刈り込んだ雑草を積み上げて乾燥させてから、畑に穴を掘って埋めていたところ、その部分の土がやわらかく、フカフカになってきました。
これを、野菜の作付けのように、普段の家庭菜園のサイクルに簡単に組み込めないものか考えてみました。

土壌改良には、たっぷりの有機質素材が欲しいところです。
畑の中で簡単に安定して調達できるものとしては、まずイネ系の雑草。
毎年、夏に勝手に生えてくるので、出穂しないうちに、株元を少しだけ残して、上の葉だけ刈りこんでためておきます。乾くと藁みたいになるのもポイント。
そして、もうひとつ目を付けたのが、春と秋、2回つくっているトウモロコシ。
野菜産地でもキャベツとの輪作に組み込まれている手法です。
トウモロコシのガラ(残渣)であれば、雑草ととともに、安定して畑で調達可能。
まず、収穫した後の、トウモロコシの茎が、こんな感じで残っています。

これをまだ青く立っている状態で、刈込鋏で、上から細かくカットしていきます。
本当は数㎝程度で細かいのが理想ですが、手間なので、やりやすいところで、節間の半分程度を目安(約7㎝程度)にしています。
あらかじめ切り倒してしまうと、押切包丁のような別の道具が必要になってしまうのと、水分がなく完全に乾燥したあとでも切れ味が悪くなるので、要注意です。

こんな感じでバラバラになったら、このまま畑で乾かしておきます。

翌週以降、乾燥したら、畑を片付けるタイミングでガラを撤去します。
そして、畑の隅に積み上げておくスペースを確保し、放置しておきます。
これらは、野菜の栽培期間中、株元に寄せて覆う「草マルチ」の素材としても使えるので、時々拝借しながら、冬まで放置しておきます。
収穫を終えた12月に、空いた畝に溝を掘り、ガラを投入して、土で埋め戻す。

12月に入ってくると、次々収穫を終えて畝が空いてくるので、このタイミングを見計らって、空いた畑に、積み上げておいたガラを入れていきます。
本などで調べたところ、ガラ3:土7の割合が良いようで、これ以上ガラの割合が多いいほど、分解される期間が長くなるようです。
まずはこんな感じで、空いた畝に深めの溝をつくります。理想は深さ20~30㎝。

そして、乾燥させておいたトウモロコシや雑草のガラを入れて踏み固めます。
結局適当なので、ガラも3割以上投入しちゃっていますが・・・。
更に、盛り上がっている土の部分に、1㎡あたり100g程度の発酵鶏糞をバラまき。
鶏糞は、ガラよりも土に混ぜた方が良いらしいです。

ついでに、自家製の納豆菌培養液をジョーロで上から散布。
納豆菌には、有機物の分解を促す効果があるらしいです。
ペットボトルに、水500ml、キビ砂糖10g、納豆3粒を入れて、リビングに放置してたまに振っておけば1週間で完成します。
葉にかけたりする場合は100倍に希釈しますが、今回はガラに混ぜるので、濃いめの20倍程度にしてみました。6Lジョーロに対し、写真の500mlの半分贅沢に投入。

最後、更に両脇から土を寄せてかぶせ、できるだけガラにしっかりと土をかぶせます。

そして、畑であまっているトンネル用のビニールをベタがけして、少しでも微生物が活発に動いて分解してくれるように、地温をあげるようにしてみます。
・・・ただ、冬は元々、温度が上昇しにくいので、ちょっと気休めな感じもありますが。
この畝は少しでも長く休ませるようにして、春4月以降、まわりの畝が埋まって最後、果菜など夏野菜を植える畝として使うように作付けします。
12月上旬から4月下旬までなので、これでたっぷり4か月は期間を確保できます。
お金をかけられるのなら、カルスNC-Rなどの微生物資材も手助けになりそう?
今回の土壌改良で、より手軽に早く分解させる方法はないかと思って調べていて見つけたのが、リサール酵産の「カルスNC-R」という微生物資材です。
追加で米ぬかも必要ですが、有機質の分解を手助けし、1~3週間で植え付けができるようになるというのがキャッチフレーズで、促進させるという点では期待ができそう。
1㎏で約10坪(33㎡)分散布できるようです。
リサール酵産 カルスNC-R 1㎏
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さらに調べてみたところ、プランター菜園の土壌改良向けに、保存性が高く、米ぬか不要で手軽に使える「超カルスNC-R」という商品もありました。
こちらはややお値段お高めですが、30gの個包装で、土のう袋や大型プランター程度なら、簡単に土壌改良ができて良さそうですね。
リサール酵産 超カルスNC-R 30g×10袋
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予算に応じて、これらを追加で使ってみても良いのかも知れません。
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以上、畑を回転させつつ、土壌改良を組み込む方法として考えてみました。
注意すべき点は、生のものをそのまま畑にすき込んでしまうと、微生物が分解する過程で、大量に土中の窒素を消費して「窒素飢餓」という状況が発生するらしいです。
結果、すぐ植えると、窒素が不足するため、野菜の生育が悪くなるというもの。
この場合、すき込み~植え付けまでは最低1ヶ月程度はあけた方が良いみたいです。
ただ、フル稼働の家庭菜園では、シーズン中に1ヶ月も作付けできなくなると致命的。
そこで今回、手順は、ネット上の情報を集約しつつ、経験則も踏まえながら、何となく良さそうな形でまとめてみた感じです。
正直、温度が低くて分解されにくい冬場に組み入れるしかないのが残念なところですが、やらないよりはマシなので、まずはこの方法でいきたいと思います。
注意点として、トウモロコシの茎など硬いガラは分解されにくく、春になっても原型が残っていたりします。なので、やった後すぐの作付けは、根菜類は避けた方が良いと思います。
畑が空いたら全面を一気におこなうのではなく、150㎝幅(1.5畝分)程度を目安に一部とし、毎年ズラしながら部分的におこなっていくのが、影響も少なくてオススメです。
効果に関しては、昨年実際におこなった畝では、土も耕しやすく、フカフカになった気がするので、多少はあるのかなと思っています。
他、普段の心がけとしては、元肥に豚ぷん、必要に応じて追肥に鶏糞といった動物性堆肥を入れ、夏は畝間に刈り取った雑草を地表に敷き詰めるなど、少しでも有機質を畑に補充しやすい環境をつくるようにしています。
一例として、ご参考になりましたら幸いです。
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